14 めぐらと提灯―一口話―
ある真っ暗な夜、盲目が提灯借りに来たんだど。ほごの家の人、
「お前、盲目だも関係ないべなぁ」
ていうたれば、
「おれは、差し支えないげんど、目明きが、つぎ当ってなんないがら」
ていうたけど。
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