23 二十四孝あるところに、親孝行の子どもはいて、 親病気して、何にも食いたいものなくて、 段々弱るほでに、「何とかして、こりゃ、マメにしたいも んだ」 と思って心配して、親に、 「なに一番食いたくないげんども、筍食 いたい。冬だから筍などないべげんども、 それ食ってみたい」 と言わっで、 「ほんじゃ、竹林さ行って掘ってみたら ば、筍ないこともないべ」 と、冬、雪踏みふみ、鍬たがって竹林 さ行ってみたところが、まず幸に筍は雪 の中からヒョイヒョイヒョイとできたど。 そうすっじど、これは天の与えだとい うもんで、喜んで冷たいも忘っで、掘っ て来て、親に上げたところが、親は喜ん でそれ食べてから、今度はええくなって、 長生きしやったど。 |
海老名ちゃう |
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