45 天とひばりむかしむかし、ひばりの先祖が、お空さ粟一斗五升貸した。何日何十日たってもお空がほの一斗五升の粟済さね。ひばりが相談した。「こりゃ、催促屋いねがらだべな」 て言うわけで、ひばりが毎日お空さ一斗五升の粟返してもらうように、八千八声の催促しねうちは食事さもつかんねし、巣作りもさんねし、子ども作りもさんねし、まず朝げ、夜明けっどからはぁ、お空さ行って、粟の催促すんなね。ピイピイピイて。そして始めて食事する。ほんでも今もってお空ではほの一斗五升の粟返してけねんだから、ひばりだ、今だにまだ朝早くから、あるいは暇暇に、夕方までも、お空に対して、 「粟済 て、さえずるなだど。どんぴんからりん、すっからりん。 |
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