43 果なし話

 大きな栃の木があったど。秋になって、栃の実一つ、ポトンと落ちて、コロコ ロ、コロって、池さ、ポチャンと入ったど。そしてまた、ポトンと落ちて、コロ コロ、コロ、ポチャン。またポトン…。
(中和田・我妻栄一)
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