1 狐とかわうそ
狐が、かわうそのとった魚を、だまして食ったど。そして、
「魚のとり方、教えっか」
て、かわうそに言 (や) っで、一晩げ、沼さ尻尾入っでだら、尻尾わがんねぐなって、
一匹、二匹
小雑魚落ちてもええから
上がれ
ていうて、引張ったら、尻尾切っじゃど。
(佐沢・山田喜一)
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