9 大師山
大荒沢山の向いの山に、米沢の方から弘法大師がずうっと登ってきたとき、五色の雲がたなびいて見えたもんだから、そこまできた。そして、山に登って四方を眺めたもんだから、この山を大師山と名付けた。今も峰に登って護摩を焚いた跡というのがあって、そのところには木が生えない。
(関場亥之助)
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