4 一人静むかしむかし、きれいな娘いだったて。ほしたらその娘さ二人の男が惚れた。一人はすばらしい旦那衆の息子、一人は貧乏人の息子だったって。んだげんど、ほの貧乏人の息子の方は気は非常にやさしい。ほして男ぶりもええがった。旦那衆の息子はガマ蛙みたいで、めんくさいという、粗暴だし、まぁ好きでないがったげんど、やっぱり、持ってるもの持ってるしなもんだから、その辺何とも仕様なくて、そしてその二人のみにくい争いが続く。はいつ、嫌んだくなってはぁ、人里離れた山里さ行って、一人ばっかり暮していだ。ところが流行病 |
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