18 孝行息子

 むかしあったど。
 これ持って行って埋めてくんねえかと頼まっだど。それ、やんだと言わんね性 分なもんで、それ背負ってきたど。
「とても、こんな夜埋めらんねから、明日に埋めんべ」
 て思って、自分の庭さおいて、次の朝げになってみたば、みなお金になってた て。
(川崎みさを)
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