33 団子聟聟が嫁の実家さ招ばって来たんだど。そして餅食せらっじぇ、行く途中に、登って「どっこいしょ」て跳ねる堀コあったんだど。そんで牡丹餅を忘(わ)せではぁ、「どっこいしょ、どっこいしょ」て行って、そして、「とんなうまいもの御馳走になってきた」 「何御馳走なって来た」 て聞いたば、「どっこいしょ御馳走になって来た」て言うど。「どっこいしょ、なんて…」「アンコも付いでだ」て言うもんで、「そんじゃ、どっこいしょでないべ、牡丹餅だべ」て、その嫁が言うたって。どーびんど。 |
(鈴木よし江) |
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