六部塔婆
漆山の沢入り、山神様の旧参道の手前、多勢吉次郎氏所有山林小杉の中に、南
面の一石碑が大きな台座石の上に立っている。
物語りは、修験盛んなりし昔、三山詣の六部がこの地に於て、賊に殺害金品を
略奪され、倒れていたので、ここに葬り、その六部の霊を供養するため一塔を建
立したという。（延享五戌辰三月の銘あり）
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