77 一休和尚(1)

 むかしあったけど。
 ふざけたところのある和尚さんで、一休和尚さんという和尚さんいであったど。お正月にな、門松立てたり、めでたいなしてっどき、シャレコーべ、棒の先さ突っかけて江戸の町のなか、
  正月は冥途の旅の一里塚
     めでたくもあり めでたくもなし
 なんて、大声で歩きするような、すねた和尚さんであったけど。むかしとーびん。


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