水の種
白鷹山の東さ沼が四十八あっど。あるとき百姓が水無くて開墾さんねくて 困って、神様さ願かけて、「水の種」もらったど。安心して昼眠した百姓ぁ、 水の種の入ったフクベンがむぐして、一ぽったりの水の種ぁ四十八の沼つくっ たど。
(貝生 中山)
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