糠福と米福糠福は先妻の子で、米福は後妻の子だったど。二人で栗拾いに行って来 (こ) いて云 わっで、糠福は破ったハケゴあずけらっで、米福は、 「姉さの後 (うしろ) 行けば、拾われっから」 て教えらっで行ったど。 米福は糠福の後についで行って、ハケゴさいっぱいになったど。そんで米福は、 「オレはいっぱいになったから、帰るは…」て云うたら、 「オレはいっぱいになんねがら帰らんね」て姉さが云うて、 「あんだ...先に帰ってけろは」て云うど、米福ば帰してよこしたど。 〔この話は後部が欠けてしまって思い出せないということです。〕 |
(貝生 工藤勝助) |
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